放課後児童クラブ「いってきました」のすぐ近くの森は、秘密基地やかまどなど手作りの遊び場になっていてこどもたちはよくそこで遊びます。ある日、「キャンプがしたい!」とこどもたちから意見が出てきました。その子たちを中心に実行委員ができ、物品準備、当日のメニューやスケジュール決め、配布物の作成なども行いました。
野宿
野宿するため、必要な物を事前に相談しました。用意をしっかり行ったこともあり、暖かい中満点の星空を観察しながら自分たちの作った秘密基地で就寝できました。こどもたちは「星がきれい」「風が入ってこないからぐっすり眠れたよ」と野宿を満喫しました。
バームクーヘン作り
「おやつ作りをしたいな」と言っていた子に「竹でバームクーヘンができるらしいよ」と提案すると、「やりたい!」。敷地内の竹を切り、その竹に一層ずつ生地を塗って焼きました。「火が弱いから枝を集めよう」「もっと早く回さなきゃたれるね」と協力しながら一時間以上かけて焼き上げました。「大変だった分すごくおいしい!」と大満足でした。
やりたい気持ちを持っている時、子どもたちは活き活きしていて、どんなに大変なことも乗り越えられるのだと感じます。開催当日までは遊ぶことよりも「どんな絵を書いたらキャンプのことが伝わるかな」「書く文字を間違えちゃった」と苦戦しながらもチラシ作りなどに夢中でした。
大変なこともあったけれど、初めから最後まで責任感を持ってやりとげられた経験は将来の財産になると思います。「やりたいこと」や「将来なりたい夢」に出会った時、今回のキャンプをゼロから創り上げたように、自分で選択して責任を持って最後までやり遂げられる人になってくれたら嬉しいです。もちろん、楽しみながら。「いってきました」では、引き続きこどものやりたいことを応援していきます。
(放課後児童クラブ「いってきました」:堀切大輔)