泰阜(やすおか)村は、長野県南部に位置する人口約1,500人の農山村です。天竜川の東岸にしがみつくように約650戸の家々が点在しています。4割を高齢者が占めますが、高齢化率は今後ほぼ変わらない予測です。転出者と転入者の数はほぼ同じ。生まれる数より亡くなる数の方が多いため、人口は減っています。集落は19あります。
総面積は64.59㎢で、これは山手線の内側と同じくらいの規模です。このうち86%を占める山林を除くと、成田空港と同じくらいの面積になります。
片側1車線の県道・村道が村を縦貫し、飯田市、阿南町、下條村に通じています。村内に信号、国道、コンビニ、スーパーはありませんが、JR駅が4つあります。最寄りのインターチェンジは三遠南信道の「千代IC」です。
居住地の標高は天竜川沿いの320mから、役場周辺の770mまで差があることから、村内でも天気や気温が異なることがしばしばあります。そのため植生が豊かで、カタクリやシロバナタンポポ、竜峡小梅、柚子、ヒメコマツなど多様な植物が楽しめます。
明治8年に設立してから今日まで合併をせず、自立した一つの村として歴史を刻みながら、全国に先駆けた最先端の取り組みを行ってきました。昭和5年には、全国でも珍しい小学校併設の美術館「小学校美術館」を設立しました。昭和50年代後半から在宅福祉に力を入れ、「福祉の村」として有名になりました。昭和61年には山村留学の受け入れを始め、現在ではNPO法人グリーンウッド自然体験教育センターが毎年約20人の子ども達と共同生活を送っています。平成16年に始まったふるさと思いやり基金は、現在「ふるさと納税」へと名前を変えて全国に普及しました。令和元年には全国で初めて郵便局に行政支所業務を委託し、他自治体からの注目が集まっています。
そんな泰阜村では、移住を希望する方に対してオーダーメイドで村内を巡るツアーや、オンラインによる移住相談など、多様なコンテンツをご用意しています。お気軽にお問い合わせください。
その他の記事
1 [基礎]泰阜村ってどんなトコ?