泰阜村の強靭化の基本的な考え方
本村は、地形、気象等の条件に恵まれ従来から大災害を受けた例は少ないですが、過去には、伊勢湾台風、第2室戸台風の被害を受け、昭和43年と平成4年には集中豪雨により甚大な被害を受けています。また、本村における地震による被害は過去にはほとんどみられませんが、他の災害と異なり発生予測あるいは直接的予防対策が不可能です。一方で大規模な地震が発生した場合には、家屋の密集地域を主として大きな被害が予想されます。また、土砂災害は地震や水害とともに複合的に発生する可能性があります。
人口減少・少子高齢化、地域コミュニティの維持困難、社会資本の老朽化といった本村の社会的リスクは、災害リスクと複合化することで、被害をさらに拡大させる可能性があります。このため、分野横断的にハード・ソフトの両面から村域を強靱化する必要があります。
「長野県強靭化計画」や地域の特性を考慮し、以下の4項目を基本目標として、いかなる大規模自然災害が発生しようとも、強靱化を推進します。 ① 人命の保護が最大限図られること ② 村及び社会の重要な機能が致命的な障害を受けず維持されること ③ 村民の財産及び公共施設に係る被害の最小化 ④ 迅速な復旧復興
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強靱で回復力のある安全・安心な村を目指すとともに、村機能の充実、地域コミュニティの維持・活性化を図り、村全体の強靱化を目指します。